#40(2020/06/16)

家族三人、そして叔母の4人で居酒屋へ行った。

正確には焼鳥屋だが今回は酒の話をするのでこの呼び方でいい。

楽しかったし話も弾んだ。叔母とは久々に会うため失礼の無いように、且つ程々に会話をしなくては、などと考えていたがそんなわだかまりは酒を飲めば消えていた。私はいつ頃からか両親よりもボイスチャット越しの人間に素を出すようになっていたが、今回はそれさながらの素が出ていた。どうやら私は笑い上戸らしく、今日は頻度・大きさ共に普段の倍は笑っていたように思う。

私との飲酒や叔母との会話で酒が弾んでいたらしく、母が今までにないほど酔って陽気になっていた。普段は真面目で冷静な人間だったこともあり、その様はあまりにも異様だったことを覚えている。私はちょけた人間なので下らないギャグをよく母に振る。普段はウケなかったり適当にあしらわれることが多々あったが、今日はよく笑い良く掘り下げてくれていた。あれが素なんだとしたら、普段のは敢えて冷静にあしらっていただけなのかも知れない。私が大人になった事でようやく見せた、親としてではなく一人の人間としての姿か。

そんな母は今後ろで眠っている。他に思う事は色々あるが、もう眠いのでこれを書いたら毛布でもかけてさっさと寝よう。