So's blog

時間の無駄です

#18(2020/05/18)

耳を使わない作業をする際、音楽を流しながら作業するという人間が一定数居る筈だ。特に私をフォローしてこの日記を読み漁るようなオタクにはこれが多い筈。

 

皆はどんな風味の音楽を使うだろうか。リラックスできる曲だろうか。楽しくなるような曲だろうか。燃えるような曲だろうか。それとも音楽ではなく環境音や、最近だとASMRとかいうので作業する人も居るのだろうか。ちなみに私はASMRに精通していないのでこれについては掘り下げる訳ではない。期待して頂いた方は申し訳ない。

私は少ない脳の容量をどうにか作業に傾けるべく、情報量の少ない音楽をなるべく選ぶようにしている。情報量が少ない、とは音圧や同時に流れている音の種類の他に、曲の展開の小ささを指す。よってバカスコと激しい打音が鳴っていたり、盛り上げて落ち着けてと起伏が激しかったりするとこれに適さない。逆に、この条件に適するのであれば最早音楽でなくとも環境音やノイズの類でさえも良い。

 

そんな中、私によく刺さるジャンルを今日発見した。名をvaporwaveと言うそうだ。

未開の領域なので上手く説明できる自信が無いが、これは恐らく今出した私の好みに合った特徴をしている。

80~90年代辺りを匂わせる古臭いチープな音に、これまた同じ年代のテレビから出そうなこもったフィルターなんかを掛けたりしているのが特徴で、これを聴いてぼーっとしていると周囲にボカシがかかったような独特の没入感が味わえる。要するに酔える。これはドラッグか?

更に面白いのがvaporwaveで画像検索した時に出る画像の数々。これが私に染みた。

画面の前の貴方も検索してみると良い。脳が焼けそうな原色に、ドラッグ常用者が見てそうな被写体の組み合わせ、トドメにインターネッツを漂わせるゴシック体・機械翻訳丸出しの日本語。私が好きなエル・エス・ディーな世界観にとても近かった。たまらない。

 

近々これに世界観を合わせた絵を描こうと思う。今日は思いがけぬ発掘をしたものだ。

 

 


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