#11(2020/05/11)
正直飽きた。
日々が退屈だ。自宅待機も相まって倍退屈だ。前々回だったか前々々回だったか、同じような日ばかりで書くことも無くなってきたという嘆きで1000字以上引き延ばした記憶があるが、もう同じ手は使えない。
折角実家に帰ってきているので、自転車を使って近所の公園にでも行って思い出に浸りたい。それこそ叶わぬことだが浸りたい。小学生の頃よく行ってた公園、中学の頃よく行ってたゲームセンター、受験期に気の迷いから別の道を通って帰った時見つけたパン屋。心に浮かべる度思い出の滲み出るあの場所の数々を、ブルーライトで希釈された重荷を忘れるまで眺めていたい。青い空でも良い。近所の土手を端から端まで、頭を空っぽにして渡るのも良い。
兎に角刺激が欲しい。今の暮らしは楽なことこの上ない。楽だが、それだけに日々が平坦だった。
しかし、考えてみれば例え学校が開いていても別段彩りが生まれるわけではないように思える。どうせ学校に行こうが今のような形式を取ろうが学ぶことは同じであるとすれば、学校に行けるとしても今の状態から更に負担が増すだけのような気がする。
変わるのはそうだな、サークル活動の有無だとか、学校帰りに夕飯の買い出しを楽しめる事だとかだろうか。
サークル活動と言えば、自分が所属するサークルで去年に新歓の担当を引き受けた記憶がある。その時期が来れば部長から連絡が来るらしいが、丁度時期が最悪のソレと重なってしまった為だろうか、今日も一切連絡が来ない。遠くに住む新1年生のフォロワーがサークル活動がどこも動いていないと嘆いていたことを思い出した。
夕飯の買い出し。一人暮らしである以上どうしても晩飯をその日その日で見繕わなくてはならない。学校の帰り道を少ーし遠回りすれば友人が教えてくれたスーパーがある。そこに売っている異様に安い弁当をよく食っていた。それを買った後、ある日は慣れない遠回りを立て直すため、ある日はあえて帰り道を崩し冒険するため、来て間もない田舎町でフラフラとペダルを漕ぐのが楽しかった。
家に籠る事で楽ができるし、外に出ることで得られる楽しさもある。
今は楽で、時間がより多く与えられている時期だ。この有り余る時間を娑婆同様の充実に変えるには、もっと生産的なことをしなくてはと思う。
例えばゲームで夜更かしなんて言語道断だ。ああ畜生、もう5時が来てやがる。
↓これすげえ集中できるので作業用にどうぞ
